退院後に困った5つのことと、その乗り越え方【体験談】
実体験&メンタルケア退院=ゴールではありませんでした。玄関の段差で息切れし、冷蔵庫の扉の前で「何を食べればいい?」と立ち尽くす――。“やっと家に帰れたのに、思い通りに動けない” そんな現実に直面した私は、期待と不安のあいだで揺れ続けました。 本記事では、退院後に私がぶつかった 5つの壁――体力・食事・周囲の視線・制度迷子・眠れない夜――と、そこから抜け出すために実際に試して効いた 具体策と考え方 をシェアします。 さらに、行政や病院のサポート窓口を “最短ルートで探すコツ” も合わせて紹介。 退院生活は “元通り...がん闘病中「味がしない」時に役立った食事と香りの工夫
実体験&メンタルケア「おいしい」が、ある日突然どこかへ消えた。口に入れても甘さも塩気も感じず、立ちのぼる湯気は金属のにおい。抗がん剤治療が始まって3週目の私は、茶碗のごはんを前に“食べる理由”さえ見失っていました。 けれど——味覚が働かなくても、人には 香り・温度・食感・見た目 という残された感覚がある。この五感を「味の代わりに働くスイッチ」に変えた途端、・ゆずの香りでふっと広がる“脳内の味”・熱々の味噌汁とキリッと冷えたトマトの温度コントラスト・噛まずに飲めるスープテイストの栄養剤 ――“食べられなか...術後1年のリアルな食日記|体調×メニュー×気持ちの変化
実体験&メンタルケア「1年経てば元通り」— そう思っていた頃の私に、そっと渡したかった日記です。術後、ゼリー1口で胸がいっぱいになり、家族のご飯の匂いに逃げ出した日もあれば、3食ぺろりと完食して「もう大丈夫かも」と浮かれた翌日にスープさえ残した日もある。食べる量・体調・気持ちが “行ったり来たり” する 365 日をリアルタイムで書き留めたメニューと心のメモをまとめました。完璧とはほど遠い軌跡ですが、だからこそ――「回復は行きつ戻りつでいい」と肩の力を抜ける一助になれば幸いです。 この記事は“治療者”ではな...栄養を“点”でなく“線”で考える|長期戦を支える日常ルーティン
実体験&メンタルケア「昨日は頑張って食べたのに、今日はゼロ。どうして――?」退院後や療養中は、そんな“食事のジェットコースター”に振り回されがちです。1 日単位で〈食べられた/食べられない〉を判定すると、できなかった日の自己嫌悪と疲労感が雪だるま式に膨らみ、いつの間にか“食べること自体がストレス”になってしまいます。 そこで提案したいのが 「点」ではなく「線」で栄養をとらえる 視点。1 食ごとの成否ではなく、1 週間という“長めの物差し”で帳尻を合わせれば―― 抜けた日があっても罪悪感ゼロ 体調の波を見越した“ゆ...
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